黒田の来季も不透明 CS逃した広島はこれからが“本当の戦い”
優勝請負人としてメジャーから凱旋復帰した黒田博樹(40)は、今季11勝8敗、防御率2.55と2ケタ勝利をクリア。日米通算200勝まであと7勝に迫っており、球団は来季の現役続行を望んでいる。ただ、本人はこの日、「ゆっくり休んで考えたい」と慎重な発言に終始した。
「黒田は年俸4億円プラス出来高というチーム最高年俸をもらい、優勝させるために帰ってきた。責任感の強い黒田のこと、CSすら出場できなかったことを考えれば、来季も現役を続けるとは簡単には言わないはず。潔くユニホームを脱ぐ可能性もゼロとは言い切れない」(地元関係者)
■救援陣の整備は重要案件
就任1年目の緒方孝市監督(46)は1年契約だが、球団は監督就任時から2年、3年というスパンで指揮を執らせる方針で、続投が基本線だ。
「ただ、投打ともにコーチのテコ入れは避けられないだろう。チーム506得点はリーグ3位も、丸と菊池が揃って不調。打線のつながりにも欠けた。投手陣も先発はマエケン、ジョンソン、黒田の3本柱は安定。チーム防御率2.92はリーグ2位も、この日もセットアッパーの大瀬良が打ち込まれて8敗目(3勝)を喫したように、勝ち試合を何試合も落とした。救援陣の整備は重要案件です」(広島OB)
戦いはグラウンドから場所を替え、まだまだ続く。