上位8人限定出場 錦織のツアーファイナルに「安全圏」なし
男子テニスツアーの最終戦(ATPワールドツアーファイナル、英国・ロンドン=11月15~22日)のキップをかけた最終戦出場ランキングが12日に発表された。錦織圭(25)はチャイナ・オープン準優勝のナダル(3970ポイント)に抜かれて7位(3855ポイント)に後退した。
すでにランク上位の4人(ジョコビッチ、マリー、フェデラー、ワウリンカ)は出場権を得ており、残るキップは4枚だ。錦織は今後、スイス室内(ツアー500=10月26日~11月1日)とパリバ・マスターズ(マスターズ1000=11月2~8日)の2大会に出場予定。
8位フェレール(3435ポイント)と9位ガスケ(2355ポイント)の差が開いているため、「ケガでもしない限り錦織は大丈夫。安全圏」と見ているファンは多いが、疲れがたまっているツアー終盤はこのケガが一番怖い。昨年のツアーファイナルの決勝では、フェデラーが背中の痛みで棄権してファンをがっかりさせた。
錦織も残り2試合で、左ふくらはぎや臀部の痛みが再発することも十分にあり得る。今の圭にツアーファイナルに向けての「安全圏」などない。