来季から新ルール 「ブロック禁止」でプロ野球はどう変わる?

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「捕手がホームベースを空けた状態だから、走者がセーフになる確率は上がる。他の内野手と同様のタッチプレーが求められるからね。相手の守備力にもよるが、走者二塁の場面で本塁に行かせたり、走者三塁なら『ゴロゴー』や『ギャンブルスタート』は増えるだろう。そうなると、野手は攻撃時には走力がある選手、守備時には守備がうまい、肩が強い選手に対する起用のウエートが上がってくるよね」

 一方、パ球団の投手コーチは「投手は商売上がったりになりかねない」と語る。

「これまで本塁突入が微妙だと判断してストップをかけていたものがゴーとなる。試合の中で、そういうケースは何度かあるだろうから、バッテリーは得点圏に走者がいれば、警戒したり、得点圏でポップフライで打ち取りたいと考えたりして、これまでよりプレッシャーがかかる。失点は増えるだろう。投手の防御率は『1点』とまではいわないにしても、『0.5点』は変わってくるかもしれない」

 来季は、投手を含めた守備力の優劣がペナントの行方を左右しそうだ。

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