姜正浩は大けが メジャー「猛スライディング」は見納めか
アレがなければ新人王だったかもしれない。
パイレーツの遊撃手・姜正浩(28)は、9月18日のカブス戦で左膝内側側副靱帯および半月板を損傷。すねも骨折し大手術を受けた。4年契約(1100万ドル=約13億円)で韓国プロ野球からパイレーツ入りした姜は今季、ケガの前までは、126試合で打率.287、15本塁打、58打点の活躍で、ナ・リーグ新人王の有力候補だった。ケガは全治6カ月以上というから、来季の開幕に間に合うかは微妙だ。
姜に大ケガを負わせたのはカブスのコグラン。この選手はマーリンズ時代の09年に、当時レイズの二塁手だった岩村(明憲=現福島ホープス選手兼任監督)にも同じような激しいスライディングを見舞って左膝前十字靱帯断裂の重傷を負わせた。
「コグランはチームの主力ではないため、大事な試合ではあのようなハッスルプレーをしなければならない選手です。姜のいた韓国では、併殺阻止の激しいスライディングはほとんどみられないから、二塁や遊撃手はスライディングを避けるのが苦手。カブスとパイレーツは当時、同地区でワイルドカードを争っていた。狙われたのは間違いないでしょう」(メジャー関係者)