ロッテFA今江と初交渉 楽天「高年俸選手」獲得に動く思惑

公開日: 更新日:

 グラウンド内では、こんな狙いがある。16日の練習中、梨田監督は「とても実戦で使えない」と選手の未熟なバスターに絶句。自ら打席に入って手本を見せるなど、まるで少年野球さながらの光景が繰り広げられた。今江はロッテで2度の日本一に貢献するなど、経験豊富。長年、長打不足のロッテでプレーしてきたとあり、小技を駆使した打撃技術も持ち合わせている。楽天ナインにとっては、これ以上ない「教科書」になる。

「そもそも、今の楽天打線はバスターやエンドランなどの戦術を使うレベルに至っていない。内部には09年に野村監督が辞任したことを悔やみ、『せめてもう1年やらせて細かい野球を仕込んでいれば……』という声が上がっているほどです。13年の日本一も24勝無敗の田中マーくんがいたからこそ。今江に学ぶことは多いでしょう」(前出のOB)

 オーナーのイメージアップとナインの技術向上、意識改革が目的で年に2億円を払うというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇