CWC初戦突破も…“渋チン”サンフレッチェにバラ色選手なし
さらに今季、成績がイマイチだった選手は「あっさりとクビを言い渡されるのでは?」と戦々恐々としているという。
たとえば32歳のベテランMF山岸智。今季クビ第1号としてCSを制した翌6日、退団が発表された。山岸は今季ベンチ外も多かったが、後期14節の川崎戦では1-1の同点から後半アディショナルタイムに交代出場した直後に決勝ゴールを決め、CS第1戦では1-2とリードされた89分に投入されると劇的大逆転勝利に貢献した。
「実は山岸はここ数年来、右下肢血流障害という病気を抱え、体質改善とリハビリに黙々と励む姿がチームメートの模範となっていた。まだ老け込む年齢でもないし、ようやく持病が完治して来季こそは! と本人もヤル気だった。それが退団決定となってチームの雰囲気は沈滞気味です」(前出の記者)
広島は、13日にアフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)と対戦することになっているが、チームのモチベーションが上がっているのは限らないのだ。