トルネード健在 野茂英雄が計る「監督」就任のタイミング
しかし、時は流れ、状況は変化した。自分の子供が日本のプロ球団に就職。スポーツ雑誌でプロ野球界に関して語ったばかりか、「一線級投手に興味があるのか、日本ハム時代のダルと会食した経験もある」(放送関係者)そうだ。徐々にだが、その距離は縮まりつつある。
現在は自ら設立した社会人野球「NOMOベースボールクラブ」の代表理事を務め、住まいのある日本と米ロサンゼルスを行ったり来たり。コーヒー豆の販売などもしている。
気心の知れた仲間同士の会合では「自由人やってます」と自己紹介して笑いをとったこともある。
指導者としての資質は未知数だし、うまくいくとは限らないが、それでも「自由人」を卒業、日本球界でユニホームを着る日は遠くないのではないか――。