ドーピングで厳罰も ロシア選手に悪質「賞金」踏み倒し癖
組織的ドーピングで国際陸連から資格停止処分になっているロシアの選手に厳罰が下った。
ロシア・オリンピック委員会は25日(日本時間26日)、12年欧州選手権女子800メートル銀メダルのイリーナ・マラチェワ(31)、10年世界ジュニア選手権の女子競歩(10キロ)銀のアンナ・ルキャロノワ(24)ら4人を資格停止処分にしたと発表。マラチェワ、ルキャロノワの2人は2年間、他の2人は4年間、国際大会はもちろん、ロシア国内の大会にも出場できない。
マラチェワらは国際陸連が保存する生体パスポートの検査で異常値を示したため、禁止薬物違反が発覚した。過去に出場した大会の順位と記録は抹消され、賞金とメダルは主催者側への返還義務が生じる。
大会によっては優勝賞金が日本円にして約1000万円と高額なだけに主催者側が返還を求めるのは当然だが、メダルはともかく賞金が戻らないケースもあるという。
特に多いのがロシアの選手だそうだ。日本のマラソン大会関係者が、こう打ち明ける。