びわ湖2位の伊選手もドーピング メダルと賞金どうなる?
薬物スキャンダルが相次ぐ陸上界からまた、ドーピング違反者が出た。
イタリアの反ドーピング機関は2日(日本時間3日)、陸上の26選手が検査を逃れたとして同国オリンピック委員会に対して当該選手の2年間の出場停止を要請したと発表した。AP通信などによれば、ロンドン五輪男子三段跳び銅メダルのファブリツィオ・ドナート(39)、07年世界選手権男子走り幅跳び銀メダルのアンドリュー・ハウ(30)の他、3月のびわ湖毎日マラソン(賞金額非公表)2位のダニエル・メウッチ(30)も含まれているという。
年明けにも国内の反ドーピング裁判所で処分が確定する見込みだ。
表彰台に上がった選手にドーピングが発覚した場合、該当する大会は失格となり、メダルと賞金は大会主催者によって剥奪される。
■11年の東京マラソンでも発覚
仮に2位の選手が「クロ」なら、びわ湖毎日マラソンを主催する日本陸連と毎日新聞も銀メダルと賞金の没収に動くのか。
大会事務局に聞くと、「まだ、正式に(日本陸連から)連絡が来たわけではないし、大会で(ドーピング違反の)前例はないので、そうなる(返還を求める)でしょうとしかお答えできません」とのことだが、実は日本で行われているレースでも過去に違反者が出ている。