開幕ローテ入りも 広島ドラ2横山は“大瀬良の代役”以上の器

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 赤ヘル投手陣の救世主になれるか。

 広島の大瀬良が25日に「右肘内側側副靱帯部分損傷」で、2週間安静と診断された。オフにエース・前田がドジャースに移籍。ただでさえ苦しい台所から、新たなエース候補まで離脱して開幕絶望だ。戦う前から投手陣崩壊の危機に瀕していた中、首脳陣の表情を明るくしたのがドラフト2位の横山弘樹(23=NTT東日本)だ。

 25日、DeNAとの練習試合に先発。3回を投げ、2安打2四球、無失点に抑えた。大瀬良の一報に顔をしかめていた緒方監督も、内野ゴロが6個という安定した結果には満足げ。「先発ローテ入り? こうやって結果を残してくれるんだからね。最初は(ローテの)6番目に入れるかどうかと心配していたけど、もしかしたらマツダ(スタジアム)で投げる可能性だってあるよ」と、DeNAとの開幕3連戦での起用すら示唆した。

 セのあるスカウトは「桐蔭横浜大時代から12球団のリストに名前が挙がっていた選手だからね」と、こう続ける。

「ただ、その当時は下位候補だった。横手投げに近いスリークオーターで、横の角度を使える。手元で小さく変化するボールを主軸とする、いい意味でまとまった投手。先発も中継ぎもいける投手だったから、ウチも狙っていたんだけど……」

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