“想定外”の声も FIFA新会長インファンティーノ氏は何者?
5カ国語を流暢に操るイタリア系スイス人のインファンティーノ新会長は、00年にUEFA事務局長に就任する前はスペイン、スイスなどの国内リーグのアドバイザーを務めていた。本来はUEFA会長のプラティニが会長選に出馬する予定だったが、ブラッター前FIFA会長から「契約書なしの不透明な2億5000万円の現金を受け取った」(前出の記者)ことで出馬を取りやめ、いわば“代役”がFIFA新会長の椅子を射止めた格好である。
「カネ絡みの悪い噂もなく、クリーンでエネルギッシュというイメージが定着している。欧州の主なクラブのトップ、現場の監督、主力選手とも仲が良く、腐り切ったFIFAを改革できるのはインファンティーノしかいない――と評価されていた」(マスコミ関係者)
伏魔殿と呼ばれるFIFAの金権体質をインファンティーノは変えられるのか? まずはお手並み拝見である。