ドラ1左腕今永ローテに前進 いきなり対戦の巨人は戦々恐々
また、結果を出した。
DeNAのドラフト1位左腕、今永昇太(22=駒大)が先発した2日のヤクルトとのオープン戦で5回1安打無失点の好投。これで、練習試合を含めて計12回無失点と開幕ローテーション入りへ突き進んでいる。
「恐怖心なしにいく姿勢がいい」
ラミレス監督がそう言ったように、3者凡退に切って取った初回は3番の山田から空振り三振。昨季のトリプルスリーを相手に臆することなく内角攻めを敢行し、最後は自己最速タイとなるインハイの148キロの真っすぐで山田のバットに空を切らせた。
「内角を恐れずに投げられた。今の道を信じていいかな」(今永)
四回には4番のバレンティンを内角直球のファウルで追い込み、チェンジアップでこちらも空振り三振に仕留めた。
順当にいけば、29日からの本拠地での巨人3連戦で先発する。DeNAにはほかに、3年目の砂田(20)、2年目の石田(23)の若手左腕が開幕ローテ入りを目指して奮闘中だ。昨季、3勝5敗の砂田は巨人戦に4試合先発して1勝0敗、防御率3.00。2勝6敗の石田も巨人相手に4試合で防御率2.82と結果を出し、いずれも飛躍の足掛かりをつかんだ。
巨人打線には「左腕アレルギー」という“持病”がある。昨季も対右投手の打率が.261だったのに対し、対左投手は.252だった。今永が加わったDeNAの左腕トリオに、巨人は戦々恐々である。