バドミントン全英OP 日本女子が中国相手に単複制覇の快挙
リオ五輪でメダルが有力視される日本勢が伝統の大会で存在感をアピールした。
バドミントンの全英オープンは13日、英・バーミンガムで各種目の決勝を行い、女子シングルスは第8シードの奥原希望(21=日本ユニシス)が、第7シードの王適嫻(中国)を2-1で下し、初優勝。昨季のスーパーシリーズファイナルズ覇者は同種目で77年の湯木博恵以来、39年ぶりの偉業を成し遂げた。この日が21回目の誕生日だった奥原は一時、相手に4点をリードされながら、持ち前の粘り強さを発揮して自らバースデーを祝った。
最後は倒れ込みながら喜びを爆発させた奥原は「全英のタイトルを目指して練習してきたのでうれしい。最後まで諦めなかったので逆転できた。走れなくなるまで走ってやろうと思っていた」と笑顔を見せた。
女子ダブルスでは同じ日本ユニシスの高橋礼華(25)、松友美佐紀(24)組が第6シードの于洋、唐淵渟組(中国)を2-0と寄せ付けず、初の栄冠を手にした。こちらは78年の徳田敦子、高田幹子組以来、38年ぶりの快挙だ。