前田が肩肘に違和感? 登板中「マエケン体操」入念の理由

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 前田が肩や肘を執拗に動かしているのは、実は新人右腕なりの対応策だという。メジャーでは日本のようにイニングの合間にベンチ前でキャッチボールすることは認められていない。試合前のブルペンでも多くて40球までと制限されているため、日本人投手には物足りない。マウンド上で肩を回すのはウオーミングアップの不足を補うためだそうだ。

 最近の前田はメジャーの中4日のローテーションに適応するため、日頃はあえて軽めの調整をしている。ブルペンでの球数は多くて20球程度。しかも全力ではなく、7割程度の力加減という。本人は「キャンプ当初は不慣れな練習が多くて疲れたけど、今は疲労は全くない」と話している。

 前田の契約には登板試合数、イニング数などに応じて最大1200万ドル(約14億円)の出来高が付く。ただでさえ不安な肩、肘の消耗を最小限に抑え、シーズンを通じてローテを守ろうと考えているなら、前田も抜かりない。

▽前田のコメント
「最後は回の途中だったが、きっちりと球数を投げられた。直球でうまくタイミングを外すことができた。四回以外は粘り強く投げられたと思う」

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