ド軍先発陣に故障相次ぐ…マエケン“2番手”に昇格の可能性
ルーキー右腕がまた結果を残した。
ドジャース・前田健太(27)が10日(日本時間11日)のアスレチックス戦に登板。3回を2安打、2四球、無失点だった。
オープン戦2試合目のマウンドは、いずれも2死から走者を許した。
一回は1、2番を簡単に仕留めながら、3番レディックに四球。二回には強打のDHバトラーから見逃し三振を奪ったが、続くアロンソに左前打を許す。いずれも後続を抑えたが、三回には2番コグランに中前打、続くレディックを四球で歩かせる。この日、唯一、得点圏に走者を背負ったが、前田は動じることなく、4番バレンシアを三ゴロに仕留めてピンチを脱した。くせ者が揃うアスレチックス打線にてこずりながらも要所を締めてつけ入る隙を与えなかった。
これでオープン戦は初登板だった前回5日のダイヤモンドバックス戦に続いて2戦連続無失点と上々の仕上がりぶりをアピールしている。
ここにきてドジャースの先発陣に不安が露呈。開幕からローテーション入りが確実だったアンダーソンが腰の手術で離脱。韓国人左腕の柳賢振が左肩手術からの回復が遅れ、復帰は早くて5月以降とみられている。2番手左腕のカズミアーは、これまでオープン戦2試合(計3.2回)に登板し7失点。オープン戦とはいえ、調整の遅れは明らかだ。