豪栄道も撃沈 白鵬の“エルボー”に日本人大関やられっ放し

公開日: 更新日:

「今場所が終わったような感じだね」

 中継を解説する北の富士(元横綱)も、思わずそう呟いた。

 12日目は1敗同士の白鵬(31)と豪栄道(29)が対戦するも、横綱に軍配。その直後、やはり1敗を守っていた稀勢の里(29)が日馬富士にはたき込まれ、優勝戦線から後退。ファンのため息が館内にむなしく響いた。

 これで1敗の白鵬は単独トップとなり、13日目は同じモンゴル人横綱の鶴竜。14日目と千秋楽は琴奨菊と日馬富士が濃厚とあれば、白鵬の優勝を疑う者はいない。北の富士が嘆くのも当然だ。

 それにしても情けないのが日本人大関たちだ。この日、豪栄道は立ち合いから白鵬の常套手段ともいえる「左の張り、右のかち上げ」のコンビネーションをまともに食らい、ひるんだところを一気に押し出された。11日目の稀勢の里も同様のワンツーで沈んでいる。

 もはや「かち上げ」とも呼べない白鵬のエルボーだが、毎度同じ手でやられる方もどうかしている。大関殺すにゃ技術はいらぬ、ヒジの一つもあればよい――。相撲がつまらなくなるわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭