残るは田沢のみ? メジャー日本人投手に体調不良者続出
オープン戦も終盤に入って日本人投手にボロが出始めた。
レッドソックスのファレル監督は24日、実戦登板から離れている上原浩治(40)について「体のだるさを訴えている」と説明。上原は2月のキャンプインの際にもめまいを訴えた。調整の遅れは必至で開幕に間に合わない可能性もある。
2年連続の開幕投手が有力視されていたヤンキース・田中将大(27)は23日のナショナルズ戦での自己ワーストの自責点7。球威、変化球の切れとも本調子ではなく、14年に患った右肘靱帯部分断裂の再発もささやかれ始めた。
ここまで4試合(計12回)に登板して防御率6・00と打ち込まれているマリナーズ・岩隈久志(34)も単なる不調ではなさそうだ。実はオープン戦に入ってから首に張りや痛みを訴えており、肩や肘に何らかの異常を抱えているとみられる。昨季開幕直後には首から肩に連なる僧帽筋を痛めて故障者リスト(DL)入りしただけに、田中と同様に古傷の再発が心配されているのだ。
今季、ドジャースに入団した前田健太(27)は契約前のメディカルチェックで肩、肘に異常が見つかった。オープン戦はここまで4試合(計13・2回)で防御率1・32と好調でも、メジャーの中4日の登板間隔に肩、肘が耐えられるのか、不安視する声が消えない。
昨年3月に右肘手術をしたレンジャーズ・ダルビッシュ(29)は5月中旬にも復帰するが、チーム成績が低迷すれば来季に備えて早々に休養を命じられることもあり得る。
今季最後まで投げ続けているのは今オフFAになるレッドソックス・田沢純一(29)だけか。