内野陣ポロポロと…巨人は首位でも「100失策V逸」ペース
熊本地震の影響で九州遠征が中止となった巨人は18日、ジャイアンツ球場で練習を行った。4日間試合がなくなる高橋監督は「時間を有効に使えれば」とし、下半身の張りで13日から4試合連続で先発を外れている坂本は「この4日間で何とかしたい」と話した。
実はその巨人、守備でポロポロやっている。20試合を経過した時点で、リーグワースト2位の14失策。143試合で計算すると、100.1と大台に達する。10年に、ぶっちぎりのリーグワーストだった100失策とほぼ同じペース。この時はリーグ3位に沈んだ。
今季はクルーズ、坂本、村田の3失策がチーム最多で、1エラーの一塁・ギャレットは記録に表れないミスを乱発。ワースト15の広島は、三塁のルナがひとりで7を稼いでいるから、内野陣がまんべんなくやっている巨人が、実質的にはワーストと言っていい。
開幕早々、1日の広島戦では、1試合5失策の大守乱を演じた。試合には勝ったため、高橋由伸監督(41)は「結果が全て。勝てばいいとは言わないけど、負けるよりはいいからね」と問題視しなかったが、1試合5失策は拙守が問題視された10年5月以来6年ぶり。