パナソニックOP開催回数 JGTOと主催者で見解真っ二つの裏
【パナソニックオープン】
表立ったトラブルには至っていないが、関係者たちは、「どっちが正解なの」とザワついている。
大会の“開催数”をめぐって、JGTO(日本ゴルフツアー機構)と主催者の見解が分かれているからだ。
主催のパナソニックは、2008年から13年までの6年間「アジア・パシフィックパナソニックオープン」を開催したことから、今大会を「7回目の開催という認識」(大会広報)としている。だから大会パンフレットやプレスリリース、会場では、歴代優勝者6人を紹介している。
一方、JGTOは新規大会と位置づけているため、「第1回」の大会という扱い。JGTOの規約上、1年以上の休止期間があると、同じスポンサーでも新規大会となるため、公式ホームページでも歴代優勝者の名前はない。
なぜ、こんな行き違いが生じたのか。
「過去に大会を主催したスポンサーが再び開催すること自体、男子ツアーでは初めてのケースなので、JGTOとの間での調整が足りなかった。主催者が『7回目の開催』にこだわっているとJGTOは考えていなかったようです。主催者側から継続扱いして欲しいという要望があったわけでもなく、JGTO側に落ち度があったわけでもありません。お互いに“開催数”に関して、意思の疎通ができていなかったようです」(マスコミ関係者)