パナソニックOP開催回数 JGTOと主催者で見解真っ二つの裏

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 複雑な事情もある。パナソニックがスポンサーを撤退した大会は、ダイヤモンドカップに吸収され、試合形態(アジア太平洋ゴルフ連盟との共催)が引き継がれた。だからツアーガイドには、パナソニック時代の優勝者名がダイヤモンドカップのページに記載されている。

「前回のツアー撤退は業績悪化というパナソニック側の事情でしたので、多少の後ろめたさもあるようです。となるとさすがに『復活』とは言えず、ダイヤモンドカップにも配慮しなければならない。だからあまり強く主張できなかったのです。とはいえカネを出すのは主催者で、パナソニックオープンの冠で6年間大会を主催した実績もある。それは継続したい。だから“復活”という言い方はせず、“再始動”という言葉を使っているのです」(広告代理店関係者)

 そもそもパナソニックが今回、男子ツアーに復帰したのも、同じ千葉CC野田Cで開催される女子のステップアップツアーの冠スポンサーになったからともっぱらだ。男女大会を同時期に、しかも近くのコースで開催すれば女子プロが前夜祭に参加して、パーティーも華やかになって取引先に喜ばれる。男子ツアーの“開催数”まで頭が回らなかったのかもしれないという指摘もある。いずれにせよ、撤退した後にまた復活というスポンサーに対してJGTOが何の対策も講じてなかったのは確かだ。

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