体調不良も楽々V トンプソンの“別格スイング”をプロ分析
世界ランク3位のトンプソンと、日本ツアープロとの実力差をまざまざと見せつける試合結果となった。
米ツアーで戦う宮里美香(26)も「トンプソンひとりだけ違うコースを回っているみたい。このコースだと距離のアドバンテージが違う。(そんな選手が)米ツアーにはゴロゴロいる」と、日米の選手層の違いを指摘している。
「米ツアーは最終日に攻撃的なゴルフをして、スコアを伸ばさなければ勝てません。いくら単独首位に立っていても、多くの選手がバーディーを量産して、追い上げてくるからです。守りに入っていたら、すぐにひっくり返されてしまう。米ツアーではそういう戦い方が当たり前。だからトンプソンも『パープレーで勝っていいの?』と拍子抜けしているハズです」(評論家の宮崎紘一氏)
太平洋横断というハードな長距離移動で時差ボケと戦いながらも、ちゃんと結果を残して勝つことができる。試合の合間にはファンサービスもしっかりこなす。そんな強靱な体力と精神力を併せ持ったプロでなければ、世界レベルとはいえないのだ。