9試合で5度初回失点 阪神・藤浪“同じ失敗”繰り返しのナゼ
■コーチに遠慮がある?
巨人、中日、日ハムなどで投手コーチを歴任した高橋善正氏がこういう。
「今はクオリティースタートなんて呼ばれて、先発投手は6回以上を投げて、3自責点以内に抑えたらOKみたいにいわれているが、先発は最低でも五回までは点をやらないつもりでマウンドに立つべきだ。巨人の菅野は今季9試合(4勝0敗)で3完投、2完封で防御率0.61。74イニングで与四球は5。これぞエースといえる投球内容だ。藤浪は今季、序盤に失点しても、その後は抑えるケースも多い。ならば試合前のブルペンである程度の球数を投げて心身のエンジンをかけておくとか、頭を使わないと。本人がやらないのならコーチがやらせるべき。それとも阪神の投手コーチは藤浪を特別扱いしていたり、遠慮があるのか。コーチの仕事のひとつに、エースや中心選手を戒めることがある。それができないコーチは仕事放棄と同じ。現場を去るべきだ」
6試合連続で勝ち星なしの藤浪を一人前扱いするのはまだ早い。