打で大暴れも…ソフトB今宮いまだに“半人前”扱いのワケ
守備の人がバットで魅せた。
26日のオリックス戦で、3安打猛打賞と活躍したのがソフトバンクの今宮健太(24)。エースの金子相手にシングル、勝ち越しソロ、決勝打の適時三塁打と大暴れした。
二塁打が出ればサイクルヒットだったが、4打席目は四球。「ベンチの先輩たちも(サイクルだと)言っていたので、打ちたい気持ちはあった」とは、お立ち台の今宮だ。
今や不動の遊撃手としてチームに欠かせない存在。昨季はゴールデングラブ賞を獲得し、年俸も2000万円増の9000万円と、大台まであと一歩となった。
しかし、球団はまだ今宮を一人前とは見ていない。ある出版関係者は「今宮を扱った本を出そうとしたのですが……」と、こう続ける。
「イケメンの独身主力選手で女性人気も高い。これなら売れると思って球団にオファーを出したら、『まだまだ早い。一人前にもなっていないのに、これで本人が勘違いでもされたら困る』とOKが出なかったんです」
12球団有数の遊撃守備に比べ、打撃はイマイチ。もっか、打率.207。自身最高成績の13年でさえ.253だった。