赤ヘル打線再生 石井打撃Cが繰り返すシンプルな言葉とは
広島打線が変貌を遂げました。
7日の日本ハム戦は3-2で逆転勝利。1点ビハインドで迎えた三回に1番の田中から菊池、丸の3連打で同点に追いつくと、五回に田中のソロ本塁打で試合をひっくり返し、八回の新井の一発で試合を決めました。パ防御率1位の有原に土をつけた赤ヘル打線、本物です。
ここまでチーム打率.268、288得点、59本塁打はいずれもリーグトップ。貧打に泣き、4位に終わった昨年のチーム打率がリーグのワースト2位の.246でしたから、別のチームのようです。
現在、セの首位に立つ「赤ヘル打線」になにがあったのか。
今季、守備走塁部門から打撃担当に配置転換となった石井コーチに聞きました。
「技術的な指導、アドバイスとかは正直、ほとんどしていません。ここ(一軍)は戦う場所であり、その力のある選手がいる場所ですから。やることをやって、自信を持って打席に入ろう、と。言っていることは、それだけですよ」
しっかり準備をして、強い気持ちで投手に対峙する。確かに大事なことですが、それだけで打線がここまで上向くものなのか。