IOC委員3度目立候補も…室伏にイシンバエワ“同情票”の壁
女子棒高跳びのアテネ、北京2大会連続金メダルのエレーナ・イシンバエワ(34、ロシア)だ。
世界記録保持者(5.06メートル)でもあるイシンバエワは4度目の五輪出場を目指していたが、ロシア陸連による組織的ドーピングで国際陸連(IAAF)から資格停止処分を科され、リオへの参加は認められなかった。それでもスポーツ界には「清廉潔白な選手は出場させるべき」と、救済措置を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を表明したイシンバエワを支持する関係者が少なくない。
JOC関係者は「アスリート委員選挙ではイシンバエワに同情票が集まるだろう。陸上以外の選手からの知名度でもイシンバエワに分があるだけに、室伏は苦戦するかもしれない」と苦しい胸のうちを明かした。