IOC委員3度目立候補も…室伏にイシンバエワ“同情票”の壁

公開日: 更新日:

「リオ五輪ではIOC(国際オリンピック委員会)アスリート委員の選挙が行われます。ぜひ、ご協力を」――。

 21日に行われたリオ五輪監督会議で、日本オリンピック委員会(JOC)が関係者たちにこう呼びかけた。

 五輪会期中の8月17日まで行われる今回のアスリート委員選挙には、24カ国から24人の選手が立候補している。24日に開幕する陸上の日本選手権で5度目の五輪出場を目指す男子ハンマー投げの室伏広治(41)もそのひとり。3度目の立候補で初当選を目指す。

 IOCアスリート委員は夏季4人、冬季2人の計6人。アスリート委員はIOC委員も兼務する。JOCでは20年東京五輪を控えるため、室伏を当選させてIOC委員に送り込もうという算段だが、情勢は極めて厳しいと言わざるを得ない。

 今回、陸上からの立候補者は室伏も含めて5人で、競技別では最多。アスリート委員は1競技につき1人との規定があるため、仮に陸上から選出されるとしても確率は5分の1。ただでさえ狭き門の上に、同じ陸上からは手ごわいライバルが名乗り出ている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動