広島25年ぶりリーグVに追い風 過去6度優勝と数々の共通点
今年は広島優勝の“法則”が当てはまる年だ。
広島は24日のリーグ戦再開を控え、40勝29敗2分けで2位巨人に6ゲーム差をつけて首位を快走。12球団トップの334得点を誇る打線がチームを牽引し、91年以来、25年ぶりのリーグ優勝も夢ではない。
広島は過去に6度優勝している。その75年、79年、80年、84年、86年、91年の社会事象に目を向けると、今年は不思議と出来事が重なるからだ。
今年、米オバマ大統領が現職の大統領として初めて広島を訪れた。過去に広島が優勝した年には、世界の要人が歴史的訪日を遂げている。初優勝の75年は英国のエリザベス女王、84年は韓国の全斗換大統領、91年は旧ソ連のゴルバチョフ大統領がそれぞれの国の国家元首として初めて来日。86年には、英国のチャールズ皇太子とダイアナ妃が来て大フィーバーになった。
広島優勝の年はなぜか大きな災害も起きる。
今年4月に熊本、大分で大地震が発生したが、75年にも同じ熊本、大分で大きな地震があった。79年は死者110人を出した台風20号が猛威を振るい、84年は長野西部地震、86年は三原山大噴火と続き、91年には雲仙普賢岳で大規模火砕流が起きている。