200勝とカープ優勝が花道…黒田“今季限り引退”に現実味
「今年の活躍を見ればまだまだやれるはずだし、球団もファンも投げる姿を見たいはず。ただ広島復帰時に、2ケタ勝てなければ『区切りをつけないといけない』と話していたように、一定のパフォーマンスが発揮できてこそプロフェッショナルという考え方がある。今年はメジャー時代の古傷である頚部の神経根症に加え、右肩痛もあって2度、登録を外れた。決して万全な状態ではない中で投げ続けている。これでチームが優勝を果たせば、おそらくユニホームを脱ぐという決断を下すとみています」
■コーチや監督には興味なし
それを見越した上で気の早い地元関係者の間では、「広島の監督人事は野村謙二郎、緒方孝市と来て、次は佐々岡真司、前田智徳が既定路線ともっぱらだが、歴代選手の中でトップ級の人気と実力を兼ね備えた男気エースの黒田が、近い将来、彼らをごぼう抜きして監督になっても誰も文句は言わない」との声まで出ている。
が、「広島ではしばらく監督、コーチはやらないと思う。松井秀喜ではないですが、悠々自適に過ごす道を選ぶのではないか」とは、黒田をよく知る地元マスコミ関係者。