200勝とカープ優勝が花道…黒田“今季限り引退”に現実味
「昨年、『燃え尽きた部分もある』と言ったように、心身を相当すり減らしながらやっている。実際、今季は首や肩について『きつい』と漏らすこともあるそうです。広島、ドジャース、ヤンキース、そして再び広島と、ずっと第一線でやってきたわけで当然でしょう。指導者についても、教えるのが嫌いというのではなく、今はそこまで関心がないというか、頭が回らないようです。コーチになれば年中、選手と向き合わないといけない。監督になれば、今とは別のプレッシャーと戦わなければいけない。家族が住む米国で、ヤンキースやドジャースから求められたら臨時コーチをやるという感じになるのではないか」
前出のOBはこうも言う。
「昨オフに引退を考えたのは、自らのパフォーマンスのことに加え、家族のこともあった。黒田は現在、単身赴任中で、家族は米ロサンゼルスに住んでいる。娘さんの教育のことも含めて、今後も米国で暮らすでしょう。黒田は02年に母を亡くし、メジャー入り直前の07年に父を亡くした。人一倍、家族を大切にしていますし、なるべく家族に負担はかけたくないでしょうから」
ファンは、黒田のユニホーム姿をしっかり目に焼き付けておいた方がいいかもしれない。