迫るトレード期限…42歳イチローに「譲渡申し込み」殺到
■「年齢の壁」ではくくれない“規格外”の選手
メジャーの野手には日本のプロ野球界とは比較にならないほど高い「年齢の壁」が存在する。どれだけ本塁打を量産しようが、35歳前後を境に見事なくらいパタッと需要がなくなる。
それはイチローの契約にも反映されている。例えば年齢にして34~38歳までのシーズン(08~12年)の年俸は約17億円だったが、39~40歳のシーズン(13~14年)は約6.5億円にダウン。41歳で迎えた昨年は約2億円、今年も同額だ。しかも昨年、オファーしたのはマーリンズ1球団だった。
それが今季は26日(同27日)現在、85試合に出場して・332、12打点、9盗塁。先発出場したと思ったら、翌日から代打が続くといった不規則な起用にもかかわらず、結果を残している。イチローは険しくて高いメジャーの「年齢の壁」を突き破ったのか。
「メジャーに年齢の壁があるのは事実ですが、イチローは特異な存在かもしれません」とスポーツライターの友成那智氏がこう言った。