オコエも輩出した関東一・米沢監督に聞く選手集めの極意
――学校は江戸川区にあります。部員は葛飾区、墨田区など下町出身者が多いですが、下町のチームという意識はあるのですか?
「たしかにこだわりたい部分はありますが、東京は高校の数が多いですから、千葉、埼玉、神奈川、茨城などを含めて希望してくる子たちを見ているのが現状です」
――学校から江戸川区民を取ってくれと言われることはありますか?
「先日、江戸川区長を訪問した際に『江戸川の子は何人いるんですか?』と聞かれましたが、それは特にありません」
――昨年在籍したオコエは東京の東村山出身。西の出身者は珍しいですね。
「オコエの中学のチーム(東村山シニア)の先輩がウチにいましたので、ポッと来たわけではありません。先輩を追いかけて来てくれたんでしょう。ウチの場合は、これまで来てくれている中学のチームから継続して入っている形になっています」
――ライバル校を押しのけて台頭するのは並大抵ではない。帝京の壁は分厚かったでしょう?
「同じ地区では、やはり帝京さんが一番だと思います。毎年、帝京を超えないといけないと思ってやっています。今回は、二松学舎さんに勝ってというのはありましたから」