金候補NZを撃破 ラグビー日本の“番狂わせ”に世界が驚愕
日本が再び、世界を驚かせた。
リオ五輪から実施の7人制ラグビーで強豪相手に大金星を挙げたのである。9日(日本時間10日未明)の1次リーグでニュージーランドと対戦。世界ランキング14位の日本は同3位の優勝候補を14-12で破る番狂わせだ。
昨年9月には15人制のW杯イングランド大会で強豪南アフリカを撃破。それに次ぐ日本の「ジャイアントキリング」をラグビーの母国である英国メディアがこぞって報じている。ガーディアン紙(電子版)が「W杯の衝撃がよみがえった。驚くべき結果のひとつとして長く記憶されるだろう」などと報じれば、国営のBBC放送は日本の勝利を速報で伝えた。元ラグビーイングランド代表監督のクライブ・ウッドワード氏はBBCの取材に「(日本は)素晴らしい。すごいことが起こった」と賛辞を送った。
その英国とは1次リーグ第2戦で対戦し、試合開始早々、立て続けに2トライを許したが、前半終了間際に反撃。6分に敵陣でのスクラムから展開して最後はレメキ・ロマノがトライ。7-14の7点差(1トライ、1ゴール)で前半を折り返すと、後半4分に同点に追い付いた。その後、2トライを返されながらも日本は最後まで攻めの姿勢を崩さない。残り1分を残し、相手の反則で得たペナルティーから展開し、レメキのトライで2点差に迫りながらもゴールが外れて試合終了。ニュージーランド戦に続く大物食いはならなかったものの、世界4位を相手に堂々と渡り合った。