打者で大暴れ 大谷の「二刀流復帰」栗山監督が描くプラン
「フォームの乱れというのも、どこまで本当なのか……」
こう話すのは、ある日本ハムOBだ。
7月24日の登板を最後に、打者一本の“一刀流”に専念している大谷(21)。昨17日は同点の七回2死三塁の場面で、決勝打となる18号2ランを右翼スタンドに叩き込んだ。
お立ち台で「打った瞬間、(スタンドに)いくなと思ったので」と話した大谷。その言葉通り、打球の行方を確認するまでもなく、バットを捨てるや右手でガッツポーズをしてみせた。
これで首位ソフトバンクとは0.5ゲーム差。喉元に食いついた形となったが、気になるのは大谷が二刀流に復帰する時期だ。最後の先発登板でマメを潰し、皮までむけた右手中指のケガはすでに治っているという。現在は「フォームが崩れている」(栗山監督)というのだが、それにしても試合から遠のけば遠のくほど、実戦感覚は鈍る。中には「ヒジか肩をケガしているのでは」と勘ぐる球団もあるという。
冒頭のOBが言う。