日ハム栗山監督「ホークスしか見ていない」でよぎる悪夢

公開日: 更新日:

「おこがましいけど、ホークスしか見ていない」

 交流戦中にキッパリとそう言い切ったのが、日本ハムの栗山監督だ。

 目下、3位の日ハムは首位ソフトバンクと11ゲーム差。しかし、栗山監督は逆転優勝を諦めていない。7、8月の直接対決4カードはいずれも週末。日曜日に登板している大谷はそのままに、6勝3敗、防御率1.96(リーグ2位)の有原の登板日を火曜日から週末にずらすという。

 エース格2枚をソフトバンクにぶつけ、直接対決で下すことが逆転の近道ということだ。栗山監督は「ひっくり返せると思ってやる」と鼻息も荒いが、逆に裏目に出ないか。

 昨季、栗山監督は夏場のソフトバンク戦に照準を合わせ、わざわざ大谷の登板間隔を空けた。ところが、結果は7回途中7失点でノックアウト。大谷は今季開幕前の日刊ゲンダイ本紙インタビューで、当時をこう振り返っていた。

「ここで勝てば一挙に乗れるんじゃないかという登板で、自分の中で気負った部分はあった。初めてそういうマウンドを中10日、わざわざ空けてぶつけてもらって、変なものが出てきた。100%に近いパフォーマンスができなかった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…