首位と最下位で26打差 五輪ゴルフ「60人枠」に問題あり
「112年ぶりにゴルフ競技が五輪に復活したのも、R&A(全英ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)を中心とする国際ゴルフ連盟が“世界にゴルフを普及させたい”という思惑からIOCに働きかけたのです。IOCも多くの参加国が見込めると採用を決めた。出場資格は世界ランキング(WR)で決めるとしたものの、それだけだと米ツアーで戦っているプロばかりが選ばれて偏ってしまう。だから実力が劣っていても各大陸最低1人と、ホスト国からの出場を決めたのです。その結果、上位選手と下位選手とのスコア差が開いたのですが、最初から分かっていたことです」
最下位ハディウィはWR542位。ちなみに日本女子ツアーにはWR541位以内に99選手もいる。それだけでも五輪出場資格のおかしさをよく物語っている。
▼4アンダー17位タイ・野村敏京
「パットの調子はよかったけれど、切れたり切れなかったりとライン読みが難しかった。最後(18番)はいいバーディーパットが入って明日につながる。残り2日間はどんな天気になっても楽しくプレーするつもりです」
▼1アンダー32位タイ・大山志保
「前半3バーディーで、後半もいけるかなと思ったが、10番、12番の3パットボギーでリズムが悪くなった。苦しかったけれど、まだ上を目指してガンガン攻めていきたい」