4番中田翔が不甲斐なく…ハム大谷ますます遠のく先発復帰
投打にわたって規格外の活躍をしている日本ハムの大谷(22)。負ければ3連敗というソフトバンクとの首位攻防戦では、そのバットが窮地を救った。初回に先制適時二塁打を放つなど、5打数3安打1打点。連敗阻止に一役買った。
その一方で「投」は実戦から遠のいて久しい。最後の先発登板は7月10日のロッテ戦。ブルペン投球は順調でも、具体的にいつ先発するのかというメドは立っていない。
球団OBは「中田が不甲斐ないからでしょう」と、こう話す。
「栗山監督の方針で4番に座りながら、打率はたったの.245。得点圏打率も.263です。それでも83打点はリーグトップタイだが、同じ成績のデスパイネとメヒアに比べ、得点圏に限れば40打数以上、中田が彼らを上回っている。つまり、それだけ多くのチャンスを潰しているのです。大谷は先発する試合の前日、前々日は打席に立たない。今の打線から打率.348、19本塁打、50打点の大谷が抜ければ、チームはガタガタですよ」
中田は21日、三回に適時打を放つも、それ以外は3度、得点圏で凡退している。とても4番の責務を果たしているとは言い難い。