この日は、中畑前監督が守護神に抜擢した2年目の山崎康が、2点差の九回を3者凡退で締め、プロ野球史上初となる新人から2年連続30セーブを達成。投じた9球すべて直球という圧巻の投球で復調を印象付けた。愛弟子だった4番の筒香も初回の犠飛と五回の適時打で2打点。98打点としてトップの広島・新井に並び、本塁打と合わせてリーグの2冠に立った。
中畑前監督は新規参入したDeNAに持ち前の情報発信力で客は呼んだものの、就任4年間の成績は6位、5位、5位、6位。クライマックスシリーズ出場すらかなわなかったが、チームに残したのは元気と明るさだけではなかった。