マリナーズ青木がマルチで牽引 ワイルドカードに望み繋ぐ
マリナーズのベテラン外野手が存在感を発揮し始めた。青木宣親(34)が28日(日本時間29日)のアストロズ戦に「1番・左翼」でスタメン出場。3打数2安打1打点2得点でチームの大勝に貢献した。この試合終了時点で2チームが出場するワイルドカードによるプレーオフ進出争いで首位ブルージェイズに1.5ゲーム差と迫った。
青木は第1打席で投手強襲の内野安打で出塁すると、3番カノの3ランで先制のホーム。二回の1死一、三塁の好機では2番手左腕チャップマンの変化球を捉えて中前に運ぶ適時打。チームの15年ぶりのポストシーズン進出に望みをつなぐ働きを見せた。
昨オフ、マリナーズと交わした青木の契約には今季480打席に達すれば17年の契約は自動的に更新されるとの条項が盛り込まれている。ここまで打席数は454と残り4試合では届かない。
ここに来て、試合終盤には守備固めを送られる機会が増えるなど、依然として厳しい立場に変わりはない。ベテラン外野手がメジャー生き残りに必死だ。