ハム大盤振る舞い “6番打者”レアードと2年6億円の新契約
日本ハムのレアード(29)といえば、今季39本塁打を放ったパのタイトルホルダー。全試合に出場して97打点を挙げるなど4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献したとはいえ、その昇給の仕方は尋常じゃない。
日本ハムは昨2日、レアードと新たに2年契約を結んだと発表。今季1億円だった年俸は、出来高払いも含めて2年総額6億円というのだから。
優勝球団のカネの使い方にイチャモンをつけるつもりはサラサラないが、レアードはノーマークの下位打線において力を発揮するタイプ。今季は6番での先発出場が84試合と最も多く、7番の45試合、5番10試合、8番4試合の順。打順ごとの成績を見ると5番.122、0本、6番.261、21本、7番.293、16本、8番.375、2本と、下位に行けば行くほど高打率をマークしているのだ。
レアードは今季で契約が切れるし、本塁打王にしては年俸も格安。性格も明るく、首脳陣にも従順だ。右の長距離打者が欲しい球団にとっては垂涎の選手だから、引き留めにはこれくらいのカネが必要だったということだろう。
「ファイターズ以外の球団でプレーする考えは一切ない」とは本人のコメントだが、これだけの大金を手にすればそれも当然か。