“抑え不在”の懸念解消か ハム守護神マーティンに復帰情報
4年ぶりにリーグ優勝した日本ハムの最大のアキレス腱といえば「抑え不在」。
52試合に登板して2勝21セーブ、防御率1.07と安定感抜群だった守護神のマーティン(30)が、9月4日のオリックス戦に登板後、左足首をひねって捻挫。守護神が戦列を離れて以降、九回をいかにしのぐかが最大の懸案事項だった。日本ハムOBがこう言った。
「当初、栗山監督から抑えに指名された吉川は制球難で使い物にならなかった。代わりにバースや谷元や宮西を起用したものの、帯に短したすきに長し。バースはピンチで制球が甘くなり、谷元は球威がいまひとつ、宮西は右足首捻挫が完治していません。とりあえず30日のロッテとの最終戦までは、そのときの状況によって谷元と宮西を使い分けていく方針だといいます」
大谷の1安打完封で優勝を決めた28日の西武戦のようなケースは、そうそうあるもんじゃない。マーティンが離脱して以降の1カ月、日本ハムのベンチは九回になるとハラハラドキドキの連続だったとか。このまま守護神不在が続くようなら、10月12日から始まるCSファイナルステージも不安だが、首脳陣やファンにとって明るいニュースが飛び込んできた。