優勝狙う前に…西武・辻新監督の命題は“ザル守備”の改善
優勝争いを義務付けられている以上、悠長なことは言っていられない。契約期間の2年で改善できるのか。
「打撃に比べれば難しくはありません。まずは選手に理屈を教えて、練習方法を納得させること。その上で常に状況判断をする癖をつけさせ、点差やイニング、打者の走力、打球の転がり方や、ケースごとの捕球体勢などをアタマにインプットさせておくこと。足りない部分はミーティングで補う。走塁も同様です。足が速くなくとも、要はアタマの使い方、本人の意識の問題ですから」(前出の山崎氏)
西武はもともとポテンシャルの高い選手が多い。チーム本塁打128本はリーグトップ、打率・264、591打点は同2位と打力もある。守備、走塁面の課題が解消されれば、投手陣の負担も減る。
辻新監督のハンドリング次第で十分、浮上の可能性はありそうだ。