米国、アジアでも芽が出ず…初日首位タイD・オーで誰?
先月のアジアナンバーワンゴルファーを決めるダイヤモンド杯でも無名の台湾人プロ、詹世昌(30)に6打差をひっくり返され、簡単に優勝をさらわれた。
また規模も違う。アジアンツアーは年間38試合を開催し、そのうちの5試合が欧州ツアーとの共催。アジアの選手だけでなく、欧州のトッププレーヤーと同じフィールドで戦い、力の差が縮まっている。しかも欧州ツアーとの共催大会なので世界ランクのポイントが高くなり、メジャー大会など出場の機会も増える。「その一方で日本はというと、どんどん試合数が減って世界で戦える選手は松山英樹ひとりしかいない。国内のプロは二軍選手みたいなもので、日本との共催大会ではアジアの選手にコロッとやられてしまう。世界に飛び出していかないとダメな時代になったというのに、多くの日本人プロは海外に挑戦することもしない。これではますますアジアや世界との差は開くばかりです」(前出の児島氏)
今ではアジアンツアーのプロテストに日本から大挙してプロが挑戦しても、ほとんど受からないという悲しい現実がある。だからアジアでもパッとしないD・オーが日本ではそこそこ賞金を稼ぐことができるのだ。