イチロー残留で現実味 マーリンズ“18年凱旋試合”プラン
メジャー最年長野手のプレーが日本で見られそうだ。
マーリンズが来季の契約選択権を行使し、1年200万ドル(約2億1000万円)で残留が決まったイチロー(42)のことだ。
5日(日本時間6日)に会見したサムソン球団社長は「彼は50歳までプレーしたいと真剣に私に言った。1年ずつクリアしているし、彼ならできると思う」と話し、イチローの現役続行を後押しすると示唆。ヒル編成本部長によれば、18年の契約選択権は球団が保有していて、イチローは来季も4人目の外野手として結果を残せば、再来年もマーリンズのユニホームを着ることになる。
今回の契約更新で新たに18年の選択権も加えられたとみられ、18年の10月で45歳になるベテランにメジャーでプレーする道を残したのは、単に本人の意思をくんだわけではもちろんない。
マーリンズは18年に日本で開幕戦を実施する計画を進めており、イチローを集客の目玉として期待しているのだ。
実際、球団フロントは日本開幕戦に乗り気だ。サムソン球団社長は今年2月に行われた米大リーグ機構(MLB)ジャパン主催の少年野球MLBカップ関東大会(千葉・成田市)の開会式と野球教室にわざわざ参加。「ぜひ東京でマーリンズの開幕戦を行いたいと思っています」と発言した。「来年はWBCがあるので、18年にできるかを探りたい」とし、「その際はイチローがマーリンズでプレーしていることを祈っています」と期待を込めて話している。