キーマンは友利氏 ベイ山口獲りに“ダークホース”中日の影
「しかし、山口争奪戦にはダークホースがいる」とは放送関係者。
「中日です。森新監督が誕生し、今オフは条件を上乗せしてFA大島の引き留めに成功するなど、積極的に動いている。投手補強の基本線は助っ人と言っているが、FA市場を無視しているわけではない。中日の友利一軍投手コーチは12年からの2年間、DeNAで投手コーチを務め、山口とは特に関係が深い。山口は今もグラウンドで会えば必ず挨拶に行って、笑顔で冗談を言い合う。当時、友利コーチがよくマウンドに行って山口に“気合”を入れていましたが、それも山口の潜在能力の高さを買っていたからこそです」
加えて、山口は今季、ナゴヤドームで2戦2勝、防御率0.55と抜群の相性を誇った一方で、巨人の本拠地である東京ドームでは2戦2敗、防御率4.15と思うような結果を残せなかった。山口自身、比較的硬いマウンドを好んでいるという事情もある。
巨人と中日、果たしてどっちに転ぶか――。