入場者数でハッキリ 男子ツアーはシニア大会よりも不人気

公開日: 更新日:

 評論家の早瀬利之氏がこう指摘する。

「プレーを見てもシニアの方が断然面白い。高い球だけでなく、花道を利用してグリーン奥のピンに向かってスルスルと転がして寄せるところなど、レギュラープロではまず見ることができない。青木功が6番アイアンで50ヤード先のピンそば1メートルにつけるテクニックはまさにマジック。パーシモン時代にゴルフの腕を磨いたシニアプロは技術を楽しませてくれる。目の肥えたゴルフファンにはたまらないわけです。ところがレギュラーの連中ときたら、高弾道ボールでドーンと打ってばかりで攻め方が単調。それで、ちょっとでも風が吹けばグリーンに乗らないからつまらない。シニア大会のギャラリー数が多いのもうなずけます」

■出場選手も危機意識ゼロ

 レギュラー賞金レースのトップを走る池田勇太(30)が、「祝日だって、朝気付きましたよ。(ギャラリーがたくさん)ついてくれてうれしかったです」と能天気なコメントをした。シニアよりも観客が少ないという危機意識がゼロなのだ。


 青木功、中嶋常幸、倉本昌弘ら往年の名選手がそろうシニア大会は3日間で入場者数1万1000人の目標を設定。大会ホームページからWEB無料招待券をダウンロードすれば入場料が無料になり、スマホがあれば入場ゲートで無料になる案内をしている。かたやレギュラー大会は「目標入場者数はありますが公表していない」(関係者)。

 シニア大会は3日間だが、レギュラー4日間でシニアの観客数に負けたら赤っ恥だから、目標値をひた隠しているのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース