新人王最終候補に選出も…ドジャース前田の受賞は困難か
ドジャース・前田健太(28)が全米野球記者協会(BBWAA)選出の新人王候補3人のうちの1人にノミネートされた。
今季はチーム最多の32試合(175回3分の2)で同トップの16勝(11敗)、防御率3.48。ポストシーズン進出に貢献したが、受賞は難しい。同僚のコーリー・シーガー遊撃手(22)が157試合で打率3割8厘、26本塁打、72打点と、新人王どころかMVPの候補でもあるからだ。
もっとも、日本人選手が新人王を手にする可能性は極めて低い。これまでも議論されてきたとはいえ、多くのBBWAA会員は日本のプロ野球で結果を残した選手を新人とみなすことに懐疑的だからだ。
これまで新人王を受賞した日本人選手は1995年野茂(ドジャース)、2000年佐々木(マリナーズ)、01年イチロー(同)の3人だが、プロ野球で実績のある日本人選手が「新人」というのは無理があるのかもしれない。