ジョコに完敗で終戦 錦織はビッグタイトルよりパンク先か
錦織はデ杯を含め、毎年20大会前後を消化する。今季はリオ五輪前に、わき腹痛で全英など2大会を途中で棄権した。銅メダルを獲得した五輪後は、日本開催の楽天オープンも臀部の痛みで途中棄権した。激しいプレースタイルの影響と言っても過言ではない。錦織は過酷なツアー日程に加え、毎年短いオフの間はスポンサーのイベントをハシゴする。12月には今年も男女混合のチーム対抗戦(2~4日=さいたま)に出場する。
全米オープン準優勝で日本中を沸かせてから2年。錦織は、まだマスターズ1000にも勝っていない。「4大大会はジョコビッチやマリーが衰えたら勝つチャンスが出てくる」という声も一部にはあるが、ヘトヘトになってジョコに屈した姿を見ると、錦織の方が先にパンクしてツアーから姿を消すのではないか。年間34億円以上も稼ぐ男の旬は短いかもしれない。