そこへいくと日本ハムの大谷翔平(22)は、井川や松坂とはスタンスが異なる。
年明けの本紙インタビューの中で、WBC球に関して「違和感はあるけど、過剰に反応してもしょうがない。ボールはボールだと思って投げた方がいいのかなと思っています」と話している。違和感はあっても、滑るだの、大きいだのと不満を言うわけではない。当たり前のように差異を受け入れている。不慣れなボールに対処できるかどうかはともかく、WBCやその先のメジャー挑戦に向けて視界良好といえるのではないか。
28日にキャンプ地のアリゾナに向けて出発した大谷は、「(思っていたような調整は)ある程度できたと思う」と話した。