プレミア12ではミスも WBC1次Rはイタリア人審判に要注意
3月に開幕するWBCの主催者は7日(日本時間8日)、大会規定を発表した。
今大会から新たに投手10人を特別に登録する「投手指定枠」が設けられ、各チームともその中から2次ラウンド、準決勝の前に最大2投手の入れ替えが可能になる。前回同様、ビデオ判定は本塁打に関わるケースのみを対象とし、審判員の判断で実施する。
映像を用いて公平なジャッジが下されるとはいえ、あくまでも本塁打のみ。その他の判定で日本は誤審に泣かされるかもしれない。
今大会は審判の技術向上を目的に、欧州各国から5人の審判が各1次ラウンドに派遣される。5人のうち、日本のB組の試合を裁くのはイタリア人のファブリジオ・ファブリージ審判。国際試合での経験もあるが、このイタリア人審判は誤審が少なくないことで有名だという。
15年のプレミア12では台湾ラウンドに派遣され、ミスジャッジが目立った。
二塁塁審を務めた11月12日の台湾-カナダ戦でのこと。カナダが9-6と3点リードで迎えた八回、台湾打者が放った右中間への当たりをカナダの中堅手がお手玉。これをカバーにきていた右翼手が地面に落ちる前に捕球したが、ファブリージ審判は「失策」と判断し、この間、台湾に2点が入った。カナダは1点差で逃げ切ったものの、ウィット監督は試合後も審判に猛抗議。選手も試合後、カナダメディアの取材に対して審判への怒りを口にしたほどだった。