ボロボロ巨人に完敗…WBC韓国代表“史上最弱”は本当か?
1次ラウンドA組(台湾、オランダ、イスラエル)の韓国は、06年の第1回WBCでは、全7人のメジャーリーガーを招集。準決勝で日本に敗れたものの、08年北京五輪では金メダルを獲得して雪辱を果たした。09年のWBCは準優勝。決勝で日本と延長戦にもつれ込む激闘を演じた。前回大会は1次ラウンドで敗退したが、一昨年の第1回プレミア12では初代王者に。今回も日本の最大のライバルになると思ったら、韓国のファンは冷ややかだというのだ。
■飲酒運転に違法賭博選手
実際、「韓国史上最高の打者」といわれる秋信守(レンジャーズ)に、プレミア12のMVP金賢洙(オリオールズ)が、メジャーの在籍球団から出場を認められずに大会参加を断念。昨年21本塁打の姜正浩(パイレーツ)は、ソウルでの飲酒運転による事故が問題視されて、メンバーから外された。韓国ネクセン時代に2年連続50本塁打以上を放ち、米ツインズで12本塁打の実績を持つ強打の内野手・朴炳鎬は、手首の手術で代表落ち。投手でも、強力ストッパーの李庸燦(斗山)、過去の日本戦で好投した左腕の金廣鉉(SK)、柳賢振(ドジャース)が揃って故障を理由にメンバーから漏れた。